1. 差分制約系の定義と解法

以下のような線形計画問題を差分制約系という。

同じことであるが、実行可能ポテンシャルを使うと、差分制約系は以下のように書ける。

(ポテンシャルについてはポテンシャル を参照)

差分制約系の解は以下のような最短路問題の最短路長と一致していることが示せる。

つまり、最短路問題を解けば、差分制約系も解ける。

直感的には、コストの大きさの分の長さを持つ紐で各頂点を結び、始点と終点を引っ張るのをイメージすると、差分不等式系の解が最短路長になることがわかりやすい

(逆辺を持つ場合や負辺を持つ場合はこのイメージでは理解が難しい?)